●『なんとなく不安・・・がなくなる本』が出版されました!●
〜4月5日出版記念セミナー開催の様子〜
IMSI 副学院長 嵯峨慈子
「日本人は欧米諸国に比べ、不安になりやすい遺伝子をもっている?」
そんな話が、テレビや本などで紹介されているが、日本人の7割ぐらいが、
不安や恐怖を感じやすいという。
どうりで……。
自分も、小さい頃から不安を感じやすいタイプと思っていたが、
実は、かなりの数の「お仲間」がいるらしい。
それを本格的に知ったのは、20代後半で、アロマセラピーの仕事をしてからで、
メンタル面の問題が人生のブロックにつながっていると思っている人が、
想像以上に多いことに気づいた。
先日の出版記念セミナーでも話したが、ここで、私の子どものときの体験と、
なぜ私がこのようなことに関心をもったのかを書いてみよう。
私は小さい頃から、お化け話を信じやすい、映像が脳に残りやすいタイプで、
ホラー映画やサスペンス劇場なんぞみると、翌日の学校のトイレにいけない。
(実際は、その場でするのはよろしくないので(笑)勇気をふりしぼって、トイレにいく)
楽しい夢は、まず、みない。たいていは、怖い夢。
時には、広大な土地にわたしひとりいて、ゾウに踏まれそうになって、逃げまくる夢。だから、朝起きたときは、疲労困憊だ。
そして、人見知り。人前で話すことが苦手で、いつもガチガチに緊張していた記憶がある。
なんで、私はこんなにコワガリなのか?
当時、「私は、不幸だ」と思っていた。
だから、それを乗り越える工夫や努力を小学生の頃から、いろいろ試してきた。
それは、たいてい「気にしない」とか「覚悟を決める」みたいな、意志を強くもつ系だ。
これは、それなりの効果はあったが、どうも、その場しのぎとなり、安定しないことも多かった。
そんなこんなで、メンタル面にずっと興味をもってきた私だが、社会人になり、学びを続けることで、
これらは「脳の使い方がアンバランスなだけ」、「脳に未発達なところがあるだけ」と知った。
そうだったのか…。
「自分の性格でなくて、脳の使い方」だったんだ。
『なんとなく不安・・・がなくなる本』では、そんな、メンタル面に弱みを感じている方に、
「不安はあってもいいけれど、対応していくことができるよ」ということを、3つのアプローチと共に紹介している。
「思考」「動き」「香り」の3つのアプローチを手にすると、変化の波をつくりやすくなるし、感情に関係する脳に働きかけやすい。
本書では、とりわけ「人や周りの環境に影響されやすい」という人向けに効果が安定しているものを選んだ。
また、「めんどうくさがり」「行動を起こすのが難しい」という人でも、気がついたら、何かを試している、
という状況をつくりだせたらと思い、作成した。
出版後、日頃の仕事では直接会わないような方々にも本を読んでいただいたようで、
「さっそく試している」「勇気がもてた」「気分がよくなった」「ラクになった」と感想がよせられている。
自分の知らないところで、誰かの役に立っていることわかると本当に嬉しい。
【お礼】
そして、今まで教えて下さった先生方、
常に関心を持ってワークに参加して下さった方もありがとうございました。
今後もメンタルを整えて、人生が楽しくなるように導き、導かれながら、
そのための工夫、努力を続けていきます。
引き続き、さまざまなコト・モノ・ジカンをつくっていきたいと思っていますので、
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
4月5日に行われた出版記念セミナーには、たくさんの方がいらしてくださいました。
笑顔でご参加いただき、ありがとうございました!
明日からも、なんとなく不安を和らげて、心地よく、イキイキと暮らしていきましょう。