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●ディエンチャンのドクター・チャウ来日決定!
ディエンチャンディプロマコース開講します!●
講師名

ドクター・チャウを口説き落としてきました(笑)

これまで、セラピーマニア(?)として、古今東西、様々なセラピーを習得してきた私。その中でも、ロネ・ソレンセンがフェイシャルリフレクソロジーの中で応用している「ディエンチャン」の反射区チャートを初めて見た時の衝撃は忘れません。顔面にドーンと大の字の人体が乗っていたり、内臓が描かれていたりと、目を疑うような奇想天外なチャートばかり!しかも、これがベトナム発祥のセラピーだなんて!!

実は、ベトナムは私の第二の故郷。その昔1年間のベトナム語学留学経験があるのです。ホームステイを通して家庭での民間療法の基本を教えてくれ、セラピストになる志を与えてくれたのも、ベトナム。不思議な反射区チャートとの衝撃的な出会いの後には、当然ながら、「このチャートを開発したドクター・チャウと会ってみたい!」「ベトナムでディエンチャンを勉強してみたい!!」という強い欲望が湧いてきました。

その後、ドクター・チャウを捜索(?)してやっとのことで見つけ出し、ホーチミン市と日本を何度も往復してディエンチャンを学ぶ生活が始まりました。現地の人たちと一緒にクラスを受講したり、クリニックで研修したり、10数年ぶりにベトナム語辞書を引っ張り出してテキストを解読したり・・・。そんな努力の甲斐あって、2009年8月に日本人で初めてコースを卒業することができました。

メデタシメデタシ・・・・と、ここで終わるわけにいきません!!自然療法の国際総合学院IMSIのメンバーは、常に「その次のステージ」を見据えながら海外で勉強しているのです。「その次のステージ」とは、「その道の第一人者を日本に連れてくること」。つまり、「ドクター・チャウを日本に連れてくること」が次なる私のタスク。

これまで、何度もIMSIでは国際セミナーを開催してきましたが、私が海外の先生を口説き落とす(?)テクニックは共通しています。それは、「言葉の壁はあっても、現地の人たちよりも優秀な成績で卒業して先生を驚かせること」と「先生やクラスメイト達と何度も一緒にご飯を食べて、友好関係を築くこと」。

今回も上記のポイントはしっかりと押さえつつ、卒業後に改めてドクター・チャウを訪ねて、直談判。

「ドクター・チャウ、日本ではあなたの療法を必要としている人がたくさんいます。是非今年日本に来てくれませんか?」
結果は「Yes」。ヤッター!!

ベトナムの神秘の療法「ディエンチャン」を日本の皆さんに紹介できる!!
IMSIでドクター・チャウから直接ディエンチャンを学ぶ日本人セラピストが誕生する!!
フェイシャルリフレクソロジストにとって、「ベトナミーズチャート」や「神経ポイント」の全貌が明らかになる!!

思わずホーチミンの地でひとり小躍りしてしまいました。

ディエンチャンってなに? どんなもの?

ディエンチャンの施術風景

さて、ここまで読んでいただき、「ディエンチャンって何!??」と思われている方も多いかと思いますので、少しご紹介させて頂きます。

ベトナム語で「Dien」とは「面」、「Chan」とは「診」を意味し、元々は「顔の状態を見ると健康状態が分かる」と言う顔診断から生まれた民間療法です。

そもそもベトナムでは、具合が悪くなったらすぐに病院に行くのではなく、家庭で民間療法のケアするのが当たり前。経済的な理由で医療が受けられない人もたくさんいるため、民間療法が非常に発達しているのです。

そんな背景の中で、ドクター・チャウが「最も効果がある」と確信した顔の反射療法を応用して開発したセラピー、ディエンチャン。顔に対して施術をすることで中枢神経を刺激するというその手法はまさに効果抜群で、ホーチミン市にあるドクター・チャウのクリニックでは、筋骨格系のトラブル、脳や感覚のトラブル、癌などの疾患をお持ちの方など、たくさんのクライアントが毎日長蛇の列をつくっています。

ディエンチャンは、既にロシア、キューバ、スペイン、フランス、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどでコースが開講され、海外でも多くの卒業生が統合医療の現場で活躍しているのだそうです。

 

ディエンチャンの特徴の一つは、何と言っても、世界の統合医療の第一人者・ロネをも魅了したその反射区チャート。目を奪われるような斬新なチャートは、なんと200種類にも及びます。西洋のフットリフレクソロジーのように、例えば「頭部の反射区は親指の膨らみ」とひとつに決まっている訳ではありません。ディエンチャンでは、頭部の反射区は、眉間にも、こめかみにも、耳にも・・・という風に、何種類もあるのです。これは、東洋の思想である「一元論」から由来する考え方で、誰もが手軽に利用できるチャートの背景には、深い理論が隠されているのです。

ディエンチャンの道具

サロンパスを顔に貼っている少年

ディエンチャンのもう一つの特徴は、道具を使うということです。もちろん素手で行うこともできるのですが、これらは、ドクター・チャウが「誰でも簡単に施術ができるように」と開発した品々。なんと、ドクター・チャウは「最もたくさんの健康グッズを開発した人」として、ベトナムのギネスブックにも認定されている有名人なのですよ。

ディエンチャングッズは、ハンマーに金属の突起の付いている側は「陰」で、ゴムの突起が付いている方が「陽」、銅製のローラーが「陰」で水牛の角製のローラーが「陽」というように、全て「陰」と「陽」が決められています。「陰」と「陽」のバランスを整えるのがベトナム式のセラピーの基本なのです。

サロンパスを使うのもディエンチャンの特徴。「え?サロンパス??」と、最初は私もびっくりしたのですが。5mm角にカットしたサロンパスを、ピンセットを使って器用に顔のポイントに乗せていきます。「陽」の刺激を持続させたい時に効果を発揮しますので、虚弱体質の女性や子供、病み上がりの方にもお勧めなのです。

絶世の美女と言われるベトナム人女性が、顔にたくさんのサロンパスを貼り付けている姿は、とっても微笑ましいものがありました・・・。

 

フェイシャルリフレクソロジーとディエンチャンの違い

さて、このIMSI TIMESを手にされている方の中には、すでにセラピーマニアの道のりを歩み始めていらっしゃる方も多いことでしょう・・・(笑)。

同じ「顔の反射学」であるディエンチャンとフェイシャルリフレクソロジーはどう違うの??
フェイシャルリフレクソロジーのクラスで習ったディエンチャンとは、違うの??
と気になる方も多いのではないでしょうか?

ここで、ディエンチャンとフェイシャルリフレクソロジーの施術の違いをご説明していきますね。
フェイシャルリフレクソロジーは、「基本7ステップ」と「アディショナル」の二つのパーツに分けられます。「基本7ステップ」は、どのクライアントに対しても行っていく根本からのアプローチで、「アディショナル」は症状に対して自由自在に組み合わせて行っていくテクニックです。セラピーは時間にして大体45~50分くらい。

ツボや様々な反射区を利用し、臓器や全身の機能に働きかけるセラピューテュックなアプローチですが、ハンドテクニックによるそのトリートメントは大変気持ちがよく、ほとんどのクライアントがステップ2のあたりで眠ってしまいます。リラクゼーションや美容的な効果も大きいことから、そのままサロンメニューとして取り入れていることのできる、完成されたメニューなのです。

ディエンチャン授業風景

一方、ディエンチャンには「基本ステップ」に相当する部分はありません。200種類もの反射区チャート、600種類もある独特の顔のポイントを施術者が自由に組み合わせて使っていきます。私は現在、鍼灸学校で学んでいますが、ディエンチャンを学ぶのは「経絡」や「経穴」を学ぶのと似ています。決められたルーティーンテクニックというのは特になく、どういう風に施術を組み立てていくかは、施術者次第なのです。もちろん、別の療法とのコンビネーションも自由自在。

通常はクライアントとセラピストが向かい合って座った状態で行いますので、場所もとらずに短い時間で行うことが可能です。例えば、歯科医院で治療前にちょこっと取り入れたり、メイクアップアーチストがメイクのついでにサービスで行ったり、他にも、教育現場や医療・福祉施設など、いわゆる「サロン」以外の場所でも取り入れやすいのがディエンチャンの特徴です。いつでも何処でもできるから、セルフケアやファミリーケアにも、勿論最適ですね。

ロネ・ソレンセンとドクター・チャウの経歴とキャラクターの違いについても挙げておきましょう。

ロネ・ソレンセンは、デンマーク出身。アルゼンチン在住経験を持ち、現在スペイン在住のロネは、世界各国を飛び回りながら、60種類以上のセラピーを習得。その中から中国の経穴、南米インディアンの顔の反射区、ベトナムのディエンチャン、日本、チベット、韓国など・・・効果があると確信した世界各国の伝統療法と、西洋医学的な神経学理論と組み合わせて、世界に類を見ないセラピーを次々と生み出しています。

一方、ドクター・チャウは、あくまでも「ベトナム発」にこだわった人。法科大学在学中に、突然「ベトナム人民を救いたい!」と思いたち、「それには皆が健康になって、幸せになって、お互い助け合うことが出来るセラピーが必要!!」と考え、在学中に鍼灸師の資格を取得。そして、「鍼灸よりも、もっと手軽で誰でもできて、効果的なセラピーを・・・」と思い、儒教・道教・仏教といった東洋思想やベトナム古来の文化をベースに独自のセラピーを構築していきました。

料理人に例えるなら、ロネは、世界各国の料理を研究し、誰もが思いつかないような自由な発想でアレンジして、独創性の高い料理を次々と生み出す人。 一方、ドクター・チャウは、「この道一筋何十年!」という頑固一徹、職人気質の料理人でしょうか(笑)? どちらも、エネルギッシュで、パワフルで、日本のセラピストが知らないことをたくさん教えてくれる、とっても素晴らしい先生です。「反射学の東西の横綱」と言えるこの二人のコースを両方行うのは、世界中どこを探しても、IMSIだけなのですよ!

初来日に向けて

現在、IMSIではドクター・チャウ初来日に向けて、着々と準備を進めています。テキストの翻訳、会場の手配、使用するグッズやチャートの準備、航空券、ホテルやビザの準備は勿論のこと、「日本人にはこういう疾患が多いから、このチャートを加えた方が良いかも」「日本人セラピストが取り入れやすいこの技術を教えた方が良いかも・・・」なんていうやり取りを、日々ドクター・チャウと行っております。「こんなに用意周到なオーガナイザーは初めてだ!さすが日本人!」とドクター・チャウには感激されてしまいました。

私が参加したベトナムのアットホームなクラス

クラスメートとドクター・チャウを囲んでの打ち上げ

ドクター・チャウにとって、日本は「行ってみたかった国」の一つなのだとか。経済大国でありながら、老後はハッピーでない人が多く、心身共に不健康な人がたくさんいると世界でも報道されている日本・・・。

日本のセラピストたちに、もっと効果のある療法を身に付けて頑張ってもらいたい!!
ベトナムのように、誰もが家庭でケアする療法を日本でも根付かせたい!!
パワフルでハッピーな日本人を一人でも多く増やしたい!!!
そんな野望(?)を胸に抱いているのだそうです。

日本での記念すべき第一期コースは、どんな生徒さんたちが集まってくるのでしょう?思えば、私が参加したベトナムでのクラスでは、キリスト教のシスター、仏教のお坊さん、学校の先生、サラリーマン、学生、医師など様々な職業の方がいらっしゃいました。「難病の家族をケアしてあげたい!」「自分がディエンチャンで病を克服した!」という方も。「ディエンチャンに出逢って人生が変わった!」と目をキラキラ輝かせるオバチャン、卒業式で泣き出してしまったコワモテのおじさんなど。本当の家族のようなアットホームなクラスでした。

日本のコースも、ベトナムに負けないくらい温かく、「心の交流」を大切にするクラスにしていきたいと思っています。ドクター・チャウとの懇親会なども企画していく予定。セラピーマニアも、セラピー全く初めてという方も大歓迎!!今からとっても楽しみです!

 

コース概要

ドクター・チャウによるディエンチャンディプロマコース第一期は、2010年12月4日(土)開講です。1モジュール2日間で構成され、全3モジュール6日間の予定(12/4~12/9)。

新しいセラピーに一歩踏み出すのは、誰しも不安があるものです。「人の顔に触ったことがない!」「リフレクソロジーを学んだことがない!」という初心者の方や、「ディエンチャンを学ぶ前に、基礎を復習したい」という方のために、11月に基礎クラスを開講します(参加は無料)。これは、世界で開講されているドクター・チャウのコースの中でも、日本だけのサービス。万全の状態でドクター・チャウのクラスに臨んで頂けますので、ご安心くださいネ。

ドクター・チャウによるディプロマコース、モジュール1(基礎編) 12月4日(土)&5日(日)では、ディエンチャンの基礎理論を学んだ後、主にツボ押し棒を利用して、ツボのチャート(神経ポイント)を見ながら、良くあるトラブルへの対処法を学びます。自分の顔や人の顔に対して、正しいポイントを捉えることができるように練習していきます。セルフケアやファミリーケアに取り入れたい方、「この症状にはこのポイント!」という「特効穴」が知りたい方にもオススメです。

モジュール2(反射学編)12月6日(月)&7日(火)は、ディエンチャンの背景にある東洋思想と反射学理論をしっかりと理解し、反射チャートの数々を学んでいきます。ハンマーやローラーなど、使用する道具にもバリエーションを付け、より大きな効果を出すためのテクニックを学びます。

モジュール3(臨床編)12月8日(水)&9日(木)は、老若男女、幅広いクライアントに対して施術が行えるよう、様々なケースを想定した実技演習を行っていきます。ツボと反射区のコンビネーションやホットパッチ(サロンパス)の応用なども学び、身体の陰陽のバランスを効果的に保つ方法を習得します。自信を持ってディエンチャンのセラピーを行えるように実践を重ねていきます。

モジュール1のみ、モジュール1&2のみの参加も可能ですが、モジュール1~3まで修了された方には、ドクター・チャウよりディエンチャンディプロマコース修了証が授与され、日本第一期生として認定されます。IR認定フェイシャルリフレクソロジストの方には、割引制度もあります。詳細はお問合せください。クラスでたくさんの生徒さんとお会いできることを、楽しみにしています。

 
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