SEMINARS & EVENTS

●ガブリエル・モージェイ来日 コースレポート●
2013年(村上珠美)

2013年コース受講生のみなさん

2013年10月12日〜14日の3日間、ガブリエル・モージェイによるITHMA認定コースアロマティック・メリディアンマッサージコースが開催されました。ガブリエル先生4度目の来日が実現、今年は「精油が秘めるエネルギ−と五行説」の理論と「ペインリリーフと感情へのアプローチ」をテーマに実技指導が行われました。

 

スピリットとアロマテラピー

私がIFPAのアロマセラピーを勉強してガブリエル先生の「スピリットとアロマテラピー」の本を手にしてから10年経ちます。精油のプロフィールを知るために何度も何度も手にとった本になります。この本を見るとIFPAアロマセラピーディプロマコースを勉強していた頃を思い出し懐かしくなります。

今はIFPAディプロマコースの担当をはじめ講師活動とサロンSURYAで活動して、アロマセラピー、リンパドレナージュ、リフレクソロジー、アーユルヴェーダ、ストーンセラピー、フラワーエッセンスなどに触れる日々を送っています。数年前に精油の科学を教えていただいた先生に「一生勉強!」とメッセージを書いていただいたことがありますが、本当にその通りで、2013年を振り返ると先ほど書いた自然療法を全て学びに行っていました。いずれも奥が深くて何度学んでもまだまだ吸収するところがあります。アロマセラピーではスタッフとしてお手伝いしながら、今回の講座ガブリエル先生から学ぶ機会に恵まれました。

講義初日、スタッフの次くらいに早めに会場に現れたガブリエル。私はガブリエルに会うのは3度目ですが、昨年はあまり長い時間お会いすることができなかったので、覚えていてくれるかな?と思っていましたが、ガブリエルが会場に入って来て、近くの人から順番に挨拶していて、ガブリエルと目が合った時に、心をわーっと広げたエネルギーで挨拶してくれました。

覚えてくれていたんだー、そして五行でいうとガブリエルは「火」のエレメント。ファイヤーの持ち主さんは、ハートをいっぱいに広げて久しぶり!と挨拶してくれてました。例年ご自身でパソコンやプロジェクターの設定を自分でされるのは知っていましたが、今回もご自身で設定をされています。「何かお手伝いできることはありますか?」と伺ってほんの少し手伝いますが、ほとんどご自身で何でもされます。講義が始めたら、照明のスイッチはココとココを消そうとかもチェックしています。

ガブリエルのそのような準備を様子を観察して実際にクラスが始まった時にサポートできるように私の方も準備していました。今回もガブリエルがプロジェクターも何度もチェックしている入念さが、このセミナーに対して熱い思いでいるのを感じました。初日の資料だけでもなんと119ページと盛りだくさんの内容!講座の様子をお伝えしようと思います。

 

DAY1 陰陽五行説に基づくエナジェティック&サイコロジカルアロマセラピー(理論)

東洋医学と精油を合わせて考える時に、まず東洋医学の陰陽五行説にある5つのエレメントの心理的側面と臓器の持つエネルギ−特性を照らし合わせて考えるとガブリエルは言います。

ガブリエル先生の授業風景

例えば、
「水(すい)」は東洋医学的には「腎」、
「木(もく)」は「肝」、
「火(か)」は「心」、
「土(ど)」は「脾」、
「金(ごん)」は「肺」となります。

そして精油はフレグランスノートを考えることが大事。なぜならフレグランスノートはそれぞれの精油の一般特性を良く表していると言います。「水(すい)」はドライウッディ調、またはスイートウッディ調、ルーティー・アーシー(根や土のような)の芳香エネルギ−、「木」はフルーティ、グリーン、甘みのある薬草調の芳香エネルギ−、「火」は辛みのある薬草調、スパイシー、フローラルな芳香エネルギ−、「土」は柑橘系、ミント様、スイートパンジェント、スウィートウッディー、樹脂/バルサム調の芳香エネルギ−、「金」は針葉樹調、カンファー調の芳香エネルギ−。

この香りの特性とエネルギ−を関連づけて考えることが重要だそうです。五行を頭に入れながらクライアントがどういう健康状態か、そして精油の持つ特性を考えてこの2つの側面を照らし合わせてクライアントの個々の状態に合わせて選んでいくそうです。

 

精油の芳香エネルギー

精油の特性である芳香エネルギ−はその香りに秘めるエネルギーを表していて、薬草学、漢方、アーユルヴェーダなどハーブの分類方法は味わいによってどういう味に近いか分類している。例えば、朝鮮人参甘くて苦い。ジンジャーはスパイシー、温めるなど。精油も同様の分類をしていきます。例えば、「甘い」はエネルギーを強壮し、「苦い」は気を動かし、「スパイシー」は温めてくれます。

薬草医学ではこのように分類して、ハーブを味わってみて体にどういう風に入って行くかを表しているため、作用や活動も表すことになります。香りのノートには色々な特性が含まれているので、例えばスパイシーだと体にどんな感覚が残るか頭にいれてほしい、それが精油のエネルギーを考える基礎になるとガブエルは言います。私自身はここ数年インドへ行ってアーユルヴェーダを学ぶ機会を作っていますが、そこでもハーブ自体にどんなエネルギーがあるか、人間がそれを食べた時に甘みとして消化されるか、苦みとして消化されるかなどの特性を見ますが、やはりハーブを味わって体にどのように入っていくかを考えている点に共通点と親しみを感じます。3つのバータ(風)、ピッタ(火)、カパ(水)それぞれのドーシャを上げるもの、下げるものに当てはめられます。それもこの後の講義の五行説に当てはめる部分と共通していますね。

精油の陰陽

陽は広がる、上昇するイメージ。陰は下降、凝縮するイメー ジ。精油の蒸留過程で温めて気が上昇して蒸留していくプ ロセスが陽の性質となる。そして植物が凝縮して降りてい くのが陰で、精油の蒸留過程にも陰と陽が存在する。香り の種類に関係なく精油の性質を考えると、軽い(陽)、上に 浮かび上がる(陽)蒸留したときに水に溶けない(陽)、香 りが拡散する(陽)強い力を秘めている(陽)。抗菌(陽)など。 どちらかというと陽のエネルギーを持っているようです。

そして生徒さんから「精油は陽で芳香蒸留水は陰か?」と いう質問がありましたが、芳香蒸留水はどちらかというと 陰で、穏やかで優しい作用が非常に役に立ち、消化器系の トラブルにも良いそうです。ローズの芳香蒸留水少し飲む というのも体に良く、抗酸化効果もある。脳、肝にたいして も効果あるとコメントされていました。精油の要素と臓器 の関わりにも陰陽説が深く関わってきます。

五行説に基づくエナジェティック&サイコロジカルアロマセラピー

陰陽のあとは五行説に基づくアロマセラピーの講義がはじまり、木・火・土・金・水のイメージ、方向性、季節、人生における働き、対応する臓器、スピリット、心理的機能、調和・不調和の状態、セラピーの目的、精油の芳香エネルギーについて学んでいきました。ボリュームの満載の内容だったので、まずは簡単に見れる表にまとめてみました。

ガブリエル先生の著書「スピリットとアロマテラピー」の始めの方にちょうど似たような表があります。今までは読んでいるようで読めていなかったなと実感いたしました。ガブリエル先生から直接講義を聴くことができて五行に分けてそれぞれのバランスを取り戻すために用いる精油の根拠がわかりやすくなります。資料を見て精油を用いるだけではなく五行や芳香エネルギーをみることで、選ばれてくる精油を理解すると早速使用してみたくなります。

水のエレメント

水の要素は臓腑でいうと腎・膀胱。その腎は再生するエネ ルギー、そして「精」(人体の物質的な基礎)を貯蔵する場所 になります。そして、栄養する。繁殖する。スピリットでい うと腎は「志」を内向する。つまり意志の支えるところで、 深い心、深い所の腎にあります。

精油の芳香エネルギーはシダーウッドのようなドライウッ ディ調や、根、土のような芳香エネルギーのジンジャーなど。

木のエレメント

木の要素は臓腑でいうと肝・胆。「肝」には「魂」が宿る と言われ気を動かして気を解放させる役割があります。肝 の気が滞ると「気滞」となりイライラだけではなく緊張もします。 スピリットでいうと肝は「魂」(無形の魂)精神的、肉体的活 動を司る「たましい」、気力や判断力にもつながります。

気滞を流す(緊張を和らげる)作用の精油BEST3は、ベルガ モット、スイートオレンジ、ローマンカモミールだそうです。鎮静 作用や鎮痙作用、緊張緩和作用と日常思いつく精油だとは思い ますが、気を流す3大精油と考えるとどんどん流したくなります

火のエレメント

火の要素は臓腑でいうと心、心包・小腸、三焦。スピリットで いうと火は「神(しん)」、根源的な感情は、喜びと愛です。「神」 は全体的な意識や感情的なバランスをとるのに重要です。

芳香エネルギーは、バジルやローズマリーのような辛みのあ る薬草調なエネルギーは弱っている人に有効で動機付けたり、 刺激することで高揚させる力があります。スパイシーな芳香 エネルギーは、心を活発にしたり、活力を与える、動機づける エネルギー特性があります。フローラルの芳香エネルギーは、 不安に対して鎮静させ、官能感、喜びや多幸感をもたらします。

土のエレメント

土の要素は臓腑でいうと脾、膵臓・胃。スピリットでいう と土は「意」(知)、根源的な感情は、思慮深さと同情です。「意」 は噛み砕く意味合いで、食物の消化と精神の消化を行います。

芳香エネルギーは、覚醒、浄化、調整、スピリットを軽やか にし高揚させる特性のある、レモン様(酸っぱい柑橘系)の 芳香エネルギー。ミント様の芳香エネルギーは刺激、浄化、 調整とレモンと同様な特性だがレモンより刺激的。甘く辛 みのある芳香エネルギーは調整、リラックス、慰め、温める 特性。神経性の消化不良にもよい。甘いウッド調の芳香エネ ルギーは「意」を鎮めて慰めてくれる特性があり、考え過ぎ、 心配、内なる静けさが欲しいときに最適な精油だそうです。 樹脂バルサム調の芳香エネルギーは、落ち着かせる、静める、 慰める特性で、心は落ち着かせるがスピリットを高揚させる。

金のエレメント

金の要素は臓腑でいうと、肺・大腸。スピリットでいうと「魄」(はく)、肉体の魄、動物的な本能ともつながる。根源的な感情は悲嘆。食べ物の気(脾気)と空気(肺気)との両方が肺気の経絡を循環する。調和がとれているときは、元気で活力があり前向きです。調和がとれていないときは憂鬱、悲観的、内にこもってずるずると物事を引きずってしまいます。針葉樹調やカンファー調など、芳香エネルギーは刺激があって、呼吸がしやすく胸部を開いて内にこもったものを開くような、ユーカリ、パイン、サイプレス、スパニッシュセージなどです。

五行ごとに特徴、経絡、感情的な側面、心理的な側面とそれに対応した精油を挙げて解説していただきました。お話を聞きながら、うんうんなるほど〜と頭にすっと入っていく気分でしたが、この一日を振り返るととてもたくさんの情報でした。改めて精油の香りがどのようなエネルギーがあるかを1つ1つ丁寧に見つめていきたいと思いました。日常にリフレクソロジーなどを通して五行に当てはめたセラピーも行うため、アロマセラピーを行う場面でもクライアントの状態を東洋医学的な見方をすることがありますが、アロマセラピーとして、芳香エネルギーの作用と人間の臓器の作用、そして心理的な作用を見つめて陰陽五行に基づいて考えてみる、そういう見方で精油についての理解を深めて実践していきたいと思う講義となりました。来日セミナーという枠をはずしてお話を聞けるなら、じっくりと時間をかけて延々と聞きたい(笑)と思いました。

DAY 2 アロマティックメリディアンマッサージ(実技)〜ペインリリーフ〜

西洋&日本ではアロマセラピーは、アロマセラピーマッサージとして使われることが多いが、ガブリエルの学校では経絡とアロマセラピーを融合したスタイルを研究しています。これを「アロマティック・メリディアンマッサージ」と呼んでいます。

アロマティックメリディアンマッサージは東洋医学の考え方に精油を用いる方法をとりますが、例えば集中力を欠いているクライアントにはバランスが必要で、東洋医学的な観点から精油を3、4個選んで、さらに3、4個ツボを選んで施術を行うスタイルをとっています。

 

アロマティックメリディアンマッサージの用い方

  1. フルトリートメントの中にツボを用いる。
  2. 時間が10分程しかないような短い時間のトリートメントにもツボを用いることで対処ができます。ショートトリートメントはまず寝た状態にしてリラックスしてもらい、ツボを用いたトリートメントを行います。もちろんイスに座っても良いし、畳や床、布団の上にごろんと横になってもよいそうです。
  3. クライアントにツボを示してあげて、クライアント自身がセルフケアに使うことができる。

例えばストレスを抱えて偏頭痛の症状があるクライアントに3、4個のツボを教えることが自宅でもケアすることができます。さらに、ツボに精油を用いることでより効果が高まり、ブレンドした精油をクリームなどに希釈してあげてホームケアに使ってもらうこともできます。このアロマ+ツボ押しは非常にパワフルなトリートメントになるそうです。ツボに精油を用いることでパワフルにシナジー(相乗効果)を出すことができるとガブリエルは繰り返しおっしゃっていました。

ガブリエル先生のトリートメント

このアロマティックメリディアンマッサージの実技の2日間で、痛みに対するペインリリーフのツボと感情へのツボを合わせて合計37個のツボ、そして、ツボに合わせた精油を26種類学びました。1日目はまだまだ時間が足りないくらい盛りだくさんの資料と内容、それに続き2日目3日目も盛りだくさんで授業が進んでいきました。

さて、ペインリリーフのトリートメントに作用する精油とツボについてですが、ガブリエルからクラリセージの精油を例に挙げられました。クラリセージは気血を調整する、痛みを軽減するのに有効な精油。特に神経的な痛みに有効など。このクラリセージのエネルギー的特性に関連するツボとして、大腸経4番(合谷)を例に挙げられました。この大腸経4番は気を調整、痛みの軽減、神(しん)を鎮静します。そして腕の痛みや腹痛、月経困難にもよいとされています。また、外からの風邪(ふうじゃ)を払う役割もあります。

痛みというのは気の滞りから起こり、大腸経はその気の滞りを動かす働きがあり、神(しん)を鎮静するのに有効、そして痛みを鎮静できるという流れなのです。「クラリセージ=大腸経」なるほど! と腑に落ちた感がでてきました。この大腸経4番のツボに「アロマティックメリディアンマッサージ」を行う際は気を散らすように円を描くように揉捏していきます。

本国イギリスでは珍しいようですが、ガブリエル自らがトリートメント実習を実演・指導します。目の前で行ってもらうと細かい配慮やトリートメント時の組み込み方などガブリエルの考えも伝わり勉強になりました。

脾経6番(三陰交)は脚の3つの陰、脾経・腎経・肝経の経絡が交わる経穴で、血を動かすのにとてもパワフルなツボとして挙げられました。脾・胃の気を強壮し、湿邪を解消し、体全体を強壮してくれます。特に血と陰を強壮して、肝気を調整、神(しん)を助けて鎮静し、不安や神経の緊張、イライラ、痛み、不眠にも効果があります。この脾経6番に対応した精油は、ゼラニウム。学術的な研究では抗不安作用が認められています。そして東洋医学的にこのゼラニウムは、腎陰、心陰、肺陰を強壮し、肝気を滑らかにします。この脾経6番にアロマティックメリディアンマッサージを行う際は、脾経の流れに合わせて足首から少しくぼんでいる経絡を探りながら上へと上がって行くスタイルをとります。

 

DAY3 アロマティック・メリディアンマッサージ(実技)〜感情へのアプローチ〜

実習の様子

DAY1でも少し触れていましたが、感情へのアプローチの講義にあたって五神についてお話されました。

 

五行と五神の心理的な側面

「金」:魄(肉体の魂)

魄は、肉体のエネルギ−が元気を持って高揚する。魄は、常に新鮮な状態にする。呼吸をする。喪失感を持っている人に適している。後悔している人。深い悲しみ。メランコリー。悲観的。
精油:スパニッシュセージ、フランキンセンス。メランコリーや悲観的な人は森林浴をして新鮮な空気と取り込んで元気になる。

 
「火」:神

不安、うつ、悲しい感情。失望感に用いると良い。人間関係が壊れてしまった関係。不安、心配ごと。
精油:ネロリ、ラベンダー、ローズなど、フローラルオイル系のオイル全部。神は、アートセラピー、音楽療法などが非常に有効神のチャクラ、ハートチャクラを調和してくれる。

 
木:魂(こん)

野心、大望、何処に向かったら良いか方向性を失ってしまったひと、野心を失ってしまった人、自分の道筋をみつけることが出来ない人。完璧主義。
精油:ローズマリーは魂に活力を与える。ユズ・柑橘系・メリッサ(グリーン調)は魂をリラックスさせてくれる。ヨガや太極拳、気をスムーズにしてくれる。アロマセラピー受けることも魂をスムーズにする。

 
「土」:意

意を調和させる。集中力が欠けている状態。
精油:カルダモン、精神的疲労がもっと高い場合はサンダルウッド。ヒノキ、フランキンセンス。滋養強壮することが有効。

 
「水」:志

人に深い意味での信頼を与える。将来について思い悩んでいるひと、安全に思っていない人。落ち着かない、気が休まらないでワーカホリックになってしまう。
精油:シダ−ウッド瞑想に良いツボ。チャンティング、ヨガ、スピリチュアル的な修行にも有効。

 

心理的にアプローチする瘉穴と精油

心理的なアプローチには膀胱経が有効だそうです。膀胱経には「癒穴」といってそれぞれの臓器を癒すポイントがあります。背中の膀胱経の経絡は、背骨から内側のラインはクライアントの親指横幅1つ半くらい、外側のラインはクライアントの親指3本くらいのところなので、背中のトリートメントを行っているときに、気づかないうちにアプローチできているかも知れないですね。

内側のラインには「肺癒」、「心癒」、「肝癒」、「脾癒」、「腎癒」というツボがあって、そのツボにガブリエルが精油の名前で呼んでいたのが、とても印象に残りやすく興味深かったです。

「肺癒」=スパニッシュセージポイント、「心癒」=ネロリポイント、「肝癒」=ユズポイント、「脾癒」=カルダモンポイント、「腎癒」=シダーウッドポイントとっても覚えやすくなりました。

背中のツホ

実習では、背中、手、腕、額、頭部と多岐にわたるトリートメントが行われました。その都度、心理的アプローチで学んだ精油を使いながら、ガブリエルが実習用に精油のブレンドを選びました。1日で何種類トリートメント用のブレンドを作成したでしょうか?この2日間で10回くらいアロママッサージオイルを作成したと思います。そしてガブリエルの選択は、精油ってなんて良い香りなんだろうと心が動かされる香りで、とっても美しいブレンドでした。中でも「ユズ、シダーウッド、カルダモン」の組み合わせは、言葉で言われたときにはブレンドされた香りを想像するのが難しかったのですが、実際に嗅いで見るととっても素敵な香りだったのです。ホントにそれぞれのブレンドが素敵な香りでした。

面白いことに、夏の終わりくらいから自分のサロンで精油を使ったメニューもさらに充実させたいと思うようになっていて、今までサロンで使っていた精油を新しく買い替える計画を立てていて、幾つかのブランドで買いそろえ始めていたのですが、ガブリエルの講座でさらにその思いがはっきりとして、講座で使用した精油も含めて新たに50種類近くの精油を揃えました。サロンでもセルフケアでも精油を使う機会が改めて増えました。

ガブリエル先生と

3日間の講習を終えて、本当にたくさんの情報を学ぶことができました。私自身もボディワークやリフレクソロジー、カウンセリングなどに東洋医学の考え方も取り入れているので多方面で生かせそうです。

そして連日講義が終わった後も、生徒さんの質問に答えたり熱心に打合せをするガブリエルの姿。アロマセラピー、植物、マクロビオティック、そしてガジェット(笑)に本当に熱い!今回は今まで以上に情熱的、開いたハートを感じました。

最終日は私も設営の作業があったりしてすぐにお別れしなくてはならなかったのですが、ご挨拶した時に、「また来年も絶対に来るから」といって、がっちり握った固い握手と、眼差しが今でもしっかりと焼きついています。2014年は「英国ITHMA認定アロマセラピー ダイナミクス サーティフィケイトコース」というタイトルのガブリエルの来日講座が決まったようで今から待ち遠しいですね。この英国ITHMA認定アロマティックメリディアンマッサージを基礎から学べるようにIMSIで定期的に講座が開催されるようになっています。

 
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